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図書館と幼稚園
実施設計、とくにディテールを描く段階になってくると参照源が欲しくなる。
でも台湾だとそれがない。
一応事務所の図面はコピーして持っていくけどそれも限界がある。
とにかく、帰国したら「建築」が見たいと、
久しぶりに建築少年に戻って東京近郊を闊歩した。

070310_012.jpg

まずはタマビ!
これは手前味噌ながら久しぶりにパーフェクトに近い建築に出会った感じがした。
常駐している事務所の先輩I原さんの丁寧な解説付きで館内ツアー。

まだ家具が入っていないので、
図書館という感じはしないが、それゆえに、空間そのものが持つ人体に働きかける力がダイレクトに感じられる。
内部に入った瞬間、これはゴシックの大聖堂だと思った。
西洋のそれが垂直だとしたら、ここは水平の大聖堂。
アーチが同じだからというのではない。
身体が引き延ばされていく感覚に類似性が感じられたのだ。
ゴシックの教会に一歩足を踏み入れると、天に向かって吸い込まれていくような感覚をいつも覚えるが、ここでは、手足をいろんな方向に引っ張られるような、
自分の体が伸びたり縮んだりするような、
そんな感覚に見舞われたのである。
アーチにかんしていえば、むしろタマビではその存在感は予想以上に希薄化されている。
アーチの曲線自体がベジェということもあるだろうし、アーチどうしが交差する角度も一様ではないということもあるだろう。
きっと、規則的に反復しないことが重要なのだろう。

細かいところもひとつひとつうならせるものがある。
どうしてそうなっているのか、
それが直感的にわかったりするととても楽しい。
そんなときは設計者にすぐ質問。
読みは結構外れてたりもするが、
それもまた楽しい。
そこでひとつ勉強になる。

でも、納まりを次々と見回るうちに、徐々に気持ちが凹んできた。
「台湾じゃできないんだろうな、こんなの」
わかっていたこととはいえ、
辺りが暗くなり、敷地を後にする頃にはこのことで頭がいっぱいになってしまった。

一緒にプロジェクトを担当している人たちと見学したので、
帰りの電車はなんとなくどんよりしていた。
きっと彼らも同じことを考えていたに違いない。

070310_022.jpg

次は藤幼稚園!
これは、デザイナーの佐藤可士和氏と建築家の手塚夫妻のコラボレーションによるもの。
こちらも予想通り気持ちのいい建築でした。
タマビのように、空間の迫力だとか、新しい幾何学、といったような大きなテーマはないのだけれど、
そのかわり、全部を制御できているといった感じ。
なにしろ、バス停降りたら可士和氏デザインのオリジナルフォント(藤幼稚園用!!)で書かれた案内板が電柱ごとに貼られているんだから、もう完璧。
肌に触れる部分は徹底的に木が使われていて、
とても暖かい感じのする可愛らしい幼稚園です。

子供がいたら是非入れたい。
いや、俺が行きたい。
先生方も一定のグレードを保たれていたようで。





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建築 | Trackback(0) | Comment(4)
<<持論 / Home / たまご>>
Comment
お、幼稚園できてる!
これって一般公開されてるんですか?
...2007/03/25 05:01 URL / tezzo #- [Edit]
>tezzo
すまん、コメント遅くなってしまって。
たぶん一般じゃないな、ありゃ。
俺が行ったときは父兄+関係者だったとおもう。
って、そっちかコメントは!
タマどうよタマは。
...2007/03/30 01:53 URL / sanoken #- [Edit]
あ、帰国したときにさくっと行けるかどうか、だけの観点でコメントしてしまいました。見たいのはそりゃタマですよ。もう竣工ですか?家具入る前に見学したいものです。
...2007/04/06 01:33 URL / tezzo #- [Edit]
>tezzo
家具入ってからも面白いと思いますよ。
なにせ図書館ですから。
...2007/04/09 00:07 URL / sanoken #- [Edit]
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